ハシッコばっかりメにトマル。(仮)

フリーライター、キクタヒロシのブログです。新刊『昭和の怖い漫画 知られざる個性派怪奇マンガの世界』発売中です!

サブカル系

『怪談選集』。

ポケット講談社より昭和5年に刊行されたものです。 本自体の雰囲気が気に入って購入したのですが、旧仮名遣いで読み辛いため後回しにしていたら、そのまま書庫の闇に埋もれてしまっていたのですね。 それが先日整理をした際にひょっこり顔を出しました。 裏…

図解と解剖。

突然ですがボク、リアムタイムでのウルトラマン体験はレオ以降であって、特撮の洗礼から微妙にハズれている世代です。 そンなボク、やっぱ再放送とかでウルトラマンシリーズは観たりしておりましたクチなのですが先日、幼少時に親に買ってもらったウルトラマ…

ロボットと宇宙船。

ハイ、この出版社の刊行物、出るモノ出るモノみんな欲しい!な感じなンですがイカンセン定価が高くて二の足を踏ンでしまうンですが先日、近所のゲームやらDVDやらを中心に扱っているリサイクルショップにて50円ナリで売られていたため我が目を疑いながら…

ひばりノてじな。

以前にもこンなコト書いたような気がするンですが、ボクがレーベル買いしちゃう書物に“ひばり書房”の書物があります。 そう、前回の記事にも致しました昭和30年代中頃から多数の怪奇系貸本マンガを発行し、昭和40年代に入ると一般書店向けに“ひばりコミック…

恐怖とノスタルジア。

本日ご紹介するはコチラ、 湖山一美・著『恐怖!幽霊ミステリー』(1980年初版)デス♪ 怪奇系児童書ファンにはお馴染み、立風書房・ジャガーバックスのややレアタイトルである本書、先ず目を引くのは、ヘビに潜り込まれて困ったな~、的な表情を浮かべながら…

宇宙人とチーズと戦士と。

ドモっ!今一番欲しいDVDは『矢追純一のUFO現地取材シリーズ』、そンなボクデス♪♪ 三つ子の魂百までと申しますか、オーバー30のミステル・ヤオイの番組に胸をトキメかせた世代にとっては“UFO”なるコトバはパブロフの犬状態な反応を示すモノでありまして、…

科学への夢と日本の土俗。

ドモっ! 年末年始の激務で心身ともにホトホト疲れ切り、労働イヤイヤ病が発症、今月はあンま働かず蔵書を売って生活費を捻出しようと考えている、そンな中野区ダメ人間代表のボクデス♪ そーいうワケでココ数日、本を売りに行くのが日課の如くなっているボク…

憧れの。

ドモっ! ・大泥棒(小学校低学年) ↓ ・少年院帰りのプロボクサー(小学校高学年) ↓ ・プロレスラー(中~高校) ↓ ・PUNKロッカー(大学) が社会の荒波に放り込まれるまで“憧れの職業”だったボクデス♪ 憧れの職業、というのは時代を反映するもの、今現在ですと、…

アナ、フタツ。

人間というモノは自分の力ではどうにもするコトの出来ない事態に直面したり致しますと、神や仏、人によっては宇宙人といった人智を超えた存在にすがってみたくなるようです。 まっ、そのテの代表格が宗教的なモノかとは存じますが、ソレよりもうちょっとライ…

おぞましい実験室。

自分ができないコトをサラリとやってしまう人間がいた場合、例えソイツがキライなヤツであったとしても素直にスゴイなぁ、と感心してしまうタイプです、ボク。 まして、自分が気にはなっていても間違っても触れようとは事柄に立ち向かい、成し遂げてしまう人…

東京最後の秘境。

慣れというのは恐ろしいモノで、地元民であるため余り隔世感を感じなくなってしまっているものの、時にフと、 なんかココってオカシイよね、街も人も( ̄ー ̄; と軽く背筋が寒くなる場所。 ソレが中野。 中央線沿線特有なサブカルチャー気質の根付いた地であ…

マシン時代の道化師たち。

さて問題です。コレは一体ナンでしょう?? って問題にするほどでもなかったですかね(笑)。そう自動販売機のコイン投入口です。いつもボクらがナニ気ナクお世話になっております見慣れた自販機も、考えてみれば結構なテクノロジーの結晶でありまして、自販機こ…

怪奇な城とジャーナリズム。

当ブログでも、現在とは比べ物にならない昭和40~50年代の怪奇系児童書のヤリスギ感について度々言及して参りましたが、数ある怪奇系児童書の出版元の中にあっても、子供に読ませるもんちゃうやろ!というR指定なブツを連発していたのが<ひばり書房>様でござ…

復讐スルハ女子高生ニアリ。

いや、もうその作品が近所のレンタルDVD屋さんに登場してから1年以上、ずっと気にはなっていたものの、ジャケに記載されております、 この作品はグロテスクな描写を含んでおります云々 っー注意書きに血が苦手なボクは尻込みして借りる勇気が無かったンです…

怨敵は・・・ファンタ!

本日ご紹介するは、“ヤリ過ぎな終末感が素晴らしくてユカイ♪な昭和40~50年代の地球滅亡モノ児童書”から 『迫ってる!地球危機 大特集』(ケイブンシャ/昭和50年)をピックアップ♪ 本書は、“小さくて、あつくて、楽しい本!”のキャッチフレーズでお馴染み(?)<…

タンショーでケーハク。

トートツですが、1980年代は短小軽薄の時代と言われています。 コレは電化製品などが技術的に発展し、軽量化・薄型化・小型化し需要を伸ばし好景気を呼んだためで、欧米などからみると犬小屋扱いされちゃう日本の住宅事情をかんがみれば当然のコトとも言える…

ソコに辿り着く。

当ブログではあんまりにもマイナー過ぎて、紹介しようとすると用語から成り立ちから全て説明しなければならないのでほとんど取り扱っておりませんが、ボクの蒐集物の中核を為しているのは“貸本マンガ”(注:ボクの使う<貸本マンガ>とコトバいうのは、現在使わ…

“在った”だけで意味がある!?ヤバすぎ大図鑑(;^_^A

ちょっとアンダーグラウンド方面なのですが、以前からちょっこと気になっていた本を古本屋さんで定価の半値ほどで発見、ボク的には汚れとかもあるンで<ちょい高いかな>と思い、そのスジの大先輩であられます某マンガ家のセンセイさまにメールして購入すべき…

絶滅理由=人間。

なんでも古書店の経営している友人の話に拠ると、絶滅動物に関しての書物というのは人気のジャンルだそうです。 まぁ、その手の本に関して言えば恐竜が扱われているケースが多いので、ソッチ関係の人気なのかしら?と思っていたのですが、どうやらそれだけで…

見た目で油断しちゃダメ!だってソレ“ひばり書房”だよ!?

まずはこの写真を見てください。 コチラ、ひばり書房という一般的にはマイナーかつ一部の好事家には大絶賛な出版社から発行された“ファミリーブックス”シリーズの一冊『お化けのはなし』という児童書デス♪ そのジャケに描かれている妖怪さん達はファミリーブ…

回収へのプレリュード!?( ̄□ ̄;)

株式会社学習研究社、通称学研。主に『○○の科学』『○○の学習』といった学年誌を発行するのみならず多くの教材も手がけ、子供たちに“学ぶ楽しさ”“科学するココロ”を啓蒙し続けている歴史ある出版社です。 そんな学研なのですが、実は裏の顔を持っているのも周…

確かに喰ってはいますけど・・・

チビッコ男子なら誰でも一度は興味を持つジャンルに“妖怪”があります。 これはやはり、人間国宝ともいうべき水木しげる大先生のご尽力によるところが大きいでしょう。先生の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』は何年かに一度アニメ化されており、その個性豊かなユーモ…