ハシッコばっかりメにトマル。(仮)

フリーライター、キクタヒロシのブログです。新刊『昭和の怖い漫画 知られざる個性派怪奇マンガの世界』発売中です!

マンガ

境界線の子

今回も書庫から出てきた本について。 昭和40年代前半~中頃に発行されたと思われる貸本マンガ、桜井ヒロミ先生の『境界線の子シリーズ2 姫子』。 シリーズ名からして良いですね。 シリーズ第1巻を持っていないので断言できないのですが、多分、「人」と…

大魔鯨

未だに書庫の整理中なのですが、物を見直してみて「う~ん、良いなぁ」と再確認したマンガの記事を少し。 川崎のぼる先生の『大魔鯨』。 昭和43年に朝日ソノラマより刊行された短篇集です。 朝日ソノラマのコミックス=「サンコミックス」(以下サンコミ)の…

四ツ眼怪談

前の記事で蔵書の整理をしていると書きましたが、気になった貸本マンガを書庫へしまい込む前にご紹介しておきます。 立美八景先生の『四ツ眼怪談』。 多分昭和40~41年くらいの作品です。著者の故・立美先生は貸本マンガ末期に青春ものやギャグマンガを中心…

アジアンパワー。

ドモッ!余りの寒さに急遽引っ張りだしたコタツにあたりながら記事を書いてます。 最近、連日で本の整理をしているのですが、ただいまこンなン発掘致しましたので書き忘れないうちにと、急ぎ足にご紹介致しますのが 唐沢俊一・編『アジアンコミックパラダイ…

東京が幸せか富山が幸せか。

今日も今日とて本の整理中、というか今現在のその真っ只中なンですが、こンなン出てきちゃいまして、しまっちゃわないうちにと急ぎ足でご紹介するのがコチラ、 「富山県しあわせ勝負-21世紀へのシナリオ-新富山県民総合計画」(平成3年発行/富山県企画調…

98/100の行方。

なンだか突然、めっきり秋な感じの肌寒い夜ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? ボクはといえば、相も変わらず本の整理なぞをしているンですが、こンなン見てたら素朴な疑問が沸いてきましたので、皆様にご紹介しとこうかと用意しましたのがコチラ 好美…

どっちなんです、カツオさん?

ドモッ、ご無沙汰しております、午前二時のボクです♪ というワケで既にミッドナイト、さらに言えば草木も眠る丑三つ時という、ちょっぴり怖い時間帯ですので早くおフトンに入らなくっちゃなのですが、こンなマンガ本がひょっこり出てまいりましたのでなンと…

注射をすればなおるわよ!?

ドモっ!またまたご無沙汰しちゃってるボクなンですが先日、こンなン見つけちゃったら皆様にご紹介せずにはいられませぬなのがコチラ 亜良樹久文・著『思春期のカルテ』(三和出版/平成元年発行)デス☆ タイトルとジャケ絵のユルさ加減から思春期のお悩み相…

ゴジラと武道と宗教と。

ハイ、コチラは前回の記事から引き続いております。 世界を滅亡に導かんとするゴジラに日本古来の武術・骨法で勇敢にも立ち向かっていった青年、ゴジラに渾身の一撃を見舞おうとするのですが、 数秒後には跳ね飛ばされて儚い命を散らしたのでありました・・…

僕らは、こんなゴジラが見たかった!

ボクったら梅雨生まれのクセして高温多湿にモノすンごく弱くて、つい先日の梅雨明けまで生きているだけで辛いような感じだったのですが、やっとカラっとしたお天気が続いたら続いたで、今度は日光で皮膚炎を起こすという軟弱者、この節電まで加わった猛暑地…

ボクの夢

っつーほどではナイのかも知れませんが、いつの日にか“貸本マンガジャケ画集”を編んでみたいと、密に企んでおります。 ですので、中身の方がどーしようもナイ作品であっても、コレは!というジャケワークを持つ貸本マンガは蒐集するよう心掛けているのですが…

悪い事から守る。

ドモっ! 低気圧が来るとカラダの節々が痛むボクにとって梅雨のジメジメはイジメ以外のナニモノでもなく、一日も早い夏到来が待たれるコトなンですが、今夏の電力不足を考えるとソレはソレで憂鬱な感じだったりもする、ボクです。 まっ、クーラー等の使用が…

ソレもまた、ひばり書房(;´▽`A``

古本屋さんで本棚を眺めていると、自然にレア本が目に入る、そンな業深いボクですが、コレはナニも精神の病とかではなく(;^_^A、年中本の背表紙を見ているモノで、あまり見かけないデザインだと反射的に気付くという、古本コレクターなら大半の方に備わって…

愛読書は『夜と霧』。

本日ご紹介いたしますは、昭和30~40年代に絶大な人気を誇った劇画家、故・佐藤まさあき先生の代表作であり、個人的には最高傑作だと思っちょります 『堕靡泥の星(ダビデのほし)』、佐藤プロダクション版(昭和58年)でございます!! 大学教授の家に生…

どんなに時代が変わろうと、代わり映えしないもの。

どんなに時代が変わっても、案外人間の根源的な想いというものは代わり映えしないものなのかも知れません。 そんな、いつの時代も代わらぬ若者たちの悩みや苦しみ、そして“生きる”という事を作品を通じて訴えていた故・永島慎二先生。 本日、その永島先生の…

地上最強、その罪。

○本文は前の記事より続いておりますので、ソチラからお読みくださいませ♪ そう、竜は<このままでは地球は大人の手によって滅びてしまう、 それならば ヤられる前にヤれ!! という赤子たちの想い、物質文明の奴隷と成り下がった世の醜い心を持った大人たちの…

ホトケから、イエス。

ドモっ!! 先日は某boccaセンセのお誕生日でございまして、AKB48の写真集とドッチにするかさんざん迷ったあげく、結局プレゼントしたのがコチラ、 風忍・著『地上最強の男 竜』でございます!! マンガにたずさわるモノであるなら本棚に並べていなければなら…

魔怪わらべの唄。

マンガの面白さは登場人物の魅力が決める、といっても過言ではありません。 特に主人公はいわずもがな、読者の感情移入を呼び起こし、憧れの対象となる必要さえあります。 ・・・のハズなのですが、世の中には読者の共感をちぃーとも得られないだろーなー、とし…

アレもコレも、グルメ。

最近、相棒と食べ歩きしまくっているのでグルメやスイーツの記事をUP、新規読者を開拓したうえで他の記事を読ませて ドン引きして頂こうかしら・・・( ´艸`) とか考えている底意地のボクでございます♪ さて、本日は昨日行って参りました洋食屋さんのお肉料理を…

ゆでたまごの美食。

前回、キン肉マン関連記事を書きましたら、予想通りアクセス数↓致しまして苦笑いを禁じえない、ドモっ!ボクでございます。 で、ですね、ついでというかヤケクソ気味でというか、もう一つ、ゼヒ皆様にその存在を知って頂きたいゆでたまご作品がありまして、…

一つ多い事としばしのお別れ。

どもっ!ご無沙汰しておりました♪ サラリーマン時代から 誕生日は(有給とって)働かない。是が非でも。 というダメダメなポリシーを持っているボク、実は先日がその誕生日で、ブラブラ古本屋さんなんかを覗いておりますと、というか誕生日に古本屋に居る時点…

無償の愛、それを与えずには滅びてしまう性。

さて、前回軽くご紹介しました川島のりかず・著『フランケンシュタインの男』(ひばり書房/1988年発行)ですが、まだ紹介文を書くつもりもなく、どんな風に書いたモノかしらン?と軽くワープロ打ちしていたつもりがフと気付くといつの間にか一時間半も経過して…

少年少女、純粋でイビツな愛。

ドモ! 本日より6月に入り天候も安定し始め、やっと初夏の気配が訪れた感のある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか? ボクはダメダメDeath(´д`lll) 実は先週ぐらいまで精神的に参ってまして今週、ソレにやっと折り合いをつけココロが健やかになって…

幸や不幸は、もういい。

先日ですね、マンガ家・イラストレーターであられますボッカ先生と話している時、カレがその名作を読んでいないと判り、個人的にソレはマズイかろうと思いましたので強制的読了させるための無理矢理プレゼント大作戦を決行致しますのが 業田良家・著『自虐の…

世界が終わっても、ソレを忘れない。

ソレを古本屋さんの100円コーナーで見かけた時、隠そうともしていないダジャレタイトルをつけている潔さにココロ惹かれて手に取っただけなンですが、興味半分でパラ見した途端、速攻レジへとボクを向かわせた作品が 『任侠沈没』(山口正人・著/全3巻/日本文…

夜の料理はキケンな感じ♪

本日はどんなマンガをご紹介しようかと考えつつ、とりあえず積んである本の山の一番上にあったからコレでイイヤ♪と取り上げますのがコチラ、 たがわ靖之・著『夜の料理人』全二巻(1995年初版/芳文社)デス。 作者の故たがわセンセイは生前青年向けマンガ雑誌…

BAKUMANだけがまんが道でナク。

いつの間にやら師走に突入、世間様はクリスマスやお正月を控えなんだかウキウキモードのようですが、皆様いかがお過ごしですか?ボクはサイアクです♪ ボクがしておりますオシゴト(喰うための肉体労働)において12月というのが普段の数倍ハードなくせに稼ぎは…

イ、イエ、これは“ドラえもん”じゃなく“銅羅衛門”ですので・・・(;´▽`A``

30年ぐらい前まででしょうか、日本のマンガ界には“パロディもの”というジャンルがありました。他の作家さんのキャラクターを使って面白おかしいマンガにしちまえ!というもので、今でいう同人マンガみたいなモンです。まぁ当時はエロ方面に特化されてはいま…

“怪奇”、ソレは全てを恐怖に変えるステキな言葉♪

タイトル勝ち! 内容は紹介する価値ナシ! この方法を用いれば『怪奇!犬の散歩』とか『怪奇!税制改革』とかナンでもOK♪

泉谷しげる、歌手デビュー前に“マンガ家デビュー”してましたっ♪

ボクは知らなかったのですけれど、フォークシンガー・泉谷しげるのマンガ好きって有名なんですってね。さきほどネット検索してみたら相当数ヒットしたのでビックリしている次第。 しかも、歌手志望以前にマンガ家を目指して挫折した、ってコトで作品を数々の…