キョウガクなコウリャクΣ(゚д゚;)
下の画像を見てください。とあるファミコンソフト攻略本に掲載されているゲーム画面の写真です。
今、「こんなブレまくりの写真じゃナンだか分からねぇよ!」とか思われた事かと存じます。
でもですね、ボクのデジカメは手ブレ防止機能とかもついてまして、ピントもビッタシな撮影をしているんですね。つまり、その攻略本に掲載されている写真そのものがブレているンです♪
この素人以下の写真が掲載されている攻略本、それは『スーパーマリオブラザーズ3 完全攻略大百科』(冬樹社、1989年刊)であります。
しかもですね、コレ、たまたま何かの誤りで掲載されてしまった失敗写真を取り上げてアゲアシとっている訳ではなく、ピントが合っていなかったり、光が滲んでいたり、暗かったりと掲載写真のほぼ全てになんらかの問題があるという凄まじさ!
付け加えて言うなら掲載されているイラストも、美的感覚に問題があったりする感じ♪
さらにですね、“完全攻略”と謳っている攻略本であるにも関わらず、スーマリ3全8ワールド中、5ステージまでは自分でなんとかしろ!とばかりに適当な写真にコメントつけているだけでマップの掲載を省略しています。さすがにマズイと思ったか、6ワールド以降、マップは掲載しているものの、ただ画面写真をつなげただけで、出現する敵や隠れキャラの配置などの説明は一切ありません♪
一応、難関ポイントについては攻略法のコメントがあるので、ちょっと抜粋してみますが、「強いので慎重に」「これがこわい」「しっかりとしかいいようがない」「まあがんばってクリアしてください」など、どれも攻略に役立たないモノばかりです♪
さて、この攻略本の著者(実は著者名がちゃんと表記されているのですが、こんなモノ凄い本に恥ずかし気も無く名前を出した度胸に免じてここには書きません)、ゲームのエンディングで、マリオに助けられたピーチ姫の感謝の仕方が足りないと憤慨、今までの記事の4倍角はあろうかという大文字で
「それはないだろうと、思ったのは私一人だろうか?」
と因縁をつけて攻略を締め括っています。
ボクはこの本に対して「そんな攻略本はないだろうと、思ったのは私一人だろうか?」という疑問符を投げかけて、本日の駄文に幕を下ろしたいと思います♪
追記:この冬樹社という出版社、メーカーに無許可で攻略本を製作、当時公表不可だったドラクエ3のラスボス写真を堂々載っけてエニックスから訴えられたり、なかなか楽しい会社(笑)だったのですが、短命で倒産してしまいました。自業自得なのですが、ちょっと残念♪