ハシッコばっかりメにトマル。(仮)

フリーライター・キクタヒロシのブログです。まもなく新刊がでます!

二重、三重にアウト♪

前回、学研発行による問題ある書籍について書きましたが、もうイッコ思い当たるのがありましたので、ついでにご紹介しときマス♪

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ソレは1986年『5年の学習』10月号の付録本『コンピュータ大百科』です。

 

 

当時、大ブームを巻き起こしていたファミコンを中心に、当時のコンピュータ最先端技術、現在のマイクロソフト戦略の先取りしていた(こちらは失敗しましたが)MSXについて取り上げるなど、なかなか意欲的な作り。まぁ、ファミコンをコンピュータとして扱ってるのは読者に媚売ってるどうかと思いますけど(笑) 

で、どこに問題点があるかと申しますと、ファミコン業界の掟を破っているトコロ。86年といえば『ポートピア連続殺人事件』『ドラゴンクエスト』といったENIX作品が一世を風靡していたのですが、ファミコン雑誌各誌が掲載を見合わせていた情報を載せてしまっているンです。というか、ENIXが情報公開を規制していたんですね、ここでいうなら『ポートピア』の犯人と『ドラクエ』のラスボスについて。

 

にも関わらず、ポートピアについては「わかってくれ!犯人はヤツなんだ。意外なヤツが犯人なんだ。ヤツなんだ。○○なんだ」とクドイぐらいにボキャブラ的ヒントを連呼(っーか○○のところにもろ書かれてました)したり、

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ドラクエに至っては堂々、ラスボス最終形態まで掲載♪(もし、現在プレイ中の人は下の画像は見ないでね)

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それでも、ここまではファミミコン業界の慣例に不慣れ(?)と大目に見る事も出来なくはありません。でもですね、それ以外にも、どーにも言い訳出来ないマズイ行為もやってしまっているんですよ、本書(苦笑) 

それは一部で虚弱体質主人公が有名なスペランカー』無敵のウラワザを掲載している事。

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・・・えっ、ソレのドコに問題があるのか?ですって。いや、だってそんなウラワザ、この世に存在していないんですもの。しかも、誤ってガセネタを確認せずに掲載してしまった、とかのレベルでは無いンです。 

実は、当時人気雑誌だった『ファミリーコンピューターマガジン』(徳間書店)ではウラワザコーナーにひとつ、ウソ技と称した実際には出来ないウラワザを、間違い探しクイズ的に掲載しており、そこでウソ技として『スペランカー』無敵を紹介していたんですよ。 

つまり、本書では、実際には出来ないとは知らずにファミマガ』の記事を丸パクリしちゃってた、というコトなんです(苦笑)

俗にこれを盗作という訳で、その後、学研がどのような応対を行ったのか非常に気になるトコロではあります(笑) 

しかし同情すべき点もあって、奥付を見るとどうやらこの『コンピュータ大図鑑』、とある編集プロダクション作製の外注品のようなのです。即ち学研としては編集にノータッチの可能性があり、ある意味被害者であったかも知れないのですね。

 

という訳で本日は、「下請けは信頼出来る業者に」もしくは「人を信じ過ぎるな」という教訓を持って締め括りたいと存じます♪