ハシッコばっかりメにトマル。(仮)

フリーライター、キクタヒロシのブログです。新刊『昭和の怖い漫画 知られざる個性派怪奇マンガの世界』発売中です!

“156in1”カ七ット・ンョツク!(文字化けじゃアリマセン♪)

イヤイヤ、なんだか貧窮している時に限って誰かの嫌がらせの如く、滅多にお目にかからないようなレアもんを発見したりしませんか?

 

本日もそんな法則に則って大変イカガワシイもんが目に入ってしまいまったのですが、その価格1,500円、1,500円と言えば現在のボクにとってゴハン3回分くらいの金額ですので、10分ぐらい迷った挙句に購入して参りましたのが

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156in1 HH-039 SUPER』でございます。

 

コレ近所の某B○○K○FFにて購入したのですが、真っ当なお店では普通販売しないものでございます(笑) 

というもの、そもそもこのカセット、ファミコン用ソフトではございません。ではナンなのかというと、“フレンド コソビュータ.”(原文ママ)対応ソフトです。 

 

ボクは不勉強で知らなかったのですが、「フレンド コソビュータは世界の商標です。」とカセットの裏面に書いてありますので、世界的に有名なゲーム機なのでしょう、多分。 

とか適当書いてますが、実はコレ、台湾か中国辺りで発売されていたと思われる任天堂許可のファミコン用カセットです。一応、“ファミコン”といった類の言葉は一切表記されてないのはこの手の商品の場合、法の目を掻い潜るための常套手段だったりします(笑) 

 

ちなみに、アチラで販売していたにも関わらずカセットの裏面には日本語での表記(漢字は多分あちらのものなので微妙に違っていますが)が刻印されており、日本からの観光客も購買層と考えられていた事が伺えますが、ソコは非正規品だけあって前述の“コソビュータ”のようなバグったような日本語が笑かしてくれます♪一部引用致しますと  

・カットについてのお願い

 

・強いョツクさけてください

 

分解しナいでくだ

 

など、かななっとはまだしもョツクに至ってはどう発音すればヨイのでしょうか?突然アンダーバーとか引かれてたりもしますし(笑) 

 

あっ、まだ中身について書いてませんでしたね。 

 

ソフト名にある通り156本のゲームが1本のカセットに入っているのですが、良く見ると同じタイトルがいくつも並んでおり、実質7本のゲームしか入っておりません( ̄_ ̄ i)

 

まぁ、カセットのシールに表記されているものが全てですので、そこら辺が誠意と言えなくもナイのですが、「アイスクライマー」は「幽々白書」、

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「スカイデストロイヤー」にはよく分からないギャルゲー(?)

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のイラストが無断使用されてるので、やっぱり誠意の欠片もナイようです(苦笑)。さらに「けっきょく南極大冒険」では主人公がペンギンであるにも関わらず、スノーモービルで駆けるリアルタッチで苦みばしった表情のシロクマ

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のイラストが使用されているという統一感の無さもスゴイです♪ 

 

で、ここまでウダウダ書いてきましたが、特筆すべきは収録ソフトの「ミュータントタートルズ

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でしょう。 

日米でテレビアニメが放送され、アメリカでは大人気、日本ではパッとしなかったカメの忍者が大活躍!という例のアレなのですが、このカセット内ではドンキーコングjr.」のプレイヤーキャラがカメ忍者に書き換えられているだけ 

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という摩訶不思議なものになっております。もちろん日本では未発売ですので(笑)大変貴重な一作といえるでしょう♪  

まぁ、ココまで胡散臭いと呆れるというより、なんだか楽しくなってきちゃう♪のですがこのソフト、パチの宿命というか端子が汚れている訳でも無いのにキャラクターが文字化けして、まともに画面が表示されません(泣)。1,500円も出したのにo(;△;)o

本来だったら不良品として返品したいところですが、もともとフレンド コソビュータ.用カセットファミコンでちゃんと走らなくても仕方無いか、と今回は泣き寝入りする事にしたボクなのでした、とさ(T_T)