魔怪わらべの唄。
マンガの面白さは登場人物の魅力が決める、といっても過言ではありません。
特に主人公はいわずもがな、読者の感情移入を呼び起こし、憧れの対象となる必要さえあります。
・・・のハズなのですが、世の中には読者の共感をちぃーとも得られないだろーなー、としか考えられない主人公のマンガも存在するのです!!
ソレがコチラ、ジャケワークからしてステキオーラが醸し出されている
森由岐子・著『魔怪わらべの唄』(ひばり書房/1983年初版、と書いてありますが、この出版社は増刷時でも初版とウソつくンで信用できません♪)デス♪
本作の主人公、
鞄の持ち方さえ育ちの良さを感じさせる見目麗しい女性なのですが、
新興宗教の勧誘員だったりします。多分、純粋なココロをお持ちなンでしょう♪
しかも、飛び込んだ家で興味がナイ、と相手にされなかったりすると
玄関に居座り一時間も説得を続けるナイスガッツの持ち主だったり♪♪
しかし、そんな彼女も人の子、一時間も興奮して熱弁を奮っていると
尿意に襲われたりもするワケでして・・・・(^▽^;)
かような緊急事態においては育ちの良さなど言ってられません。家人が止めるのも聞かず、
尿意に震えながら必死にトイレを探すそのサマは、まるで傍若無人なRPGの主人公の様。そして、トイレ探索途中、
ストーリー上重要な役割を握っていそうなアカラサマに怪し過ぎる子供達に遭遇したりしますが、彼女は軽くスルー♪
人間、猛烈な尿意の前にはナニも眼に入らないようです( ´艸`)
そして、有り得ない不幸が彼女を襲います!
この家にトイレは無かったのです!!
かくして、絶望に打ち震えた彼女は
屈辱に打ち震えながら、野ションΣ(・ω・;|||するハメに陥るのでした、とさ♪
ねっ、こンな主人公、絶対イヤでしょ!?
・・・・あっ、ついでに言っていきますと、この家にトイレが無かったのは家人が宇宙人だったからだそうですよーf^_^;