僕色本棚
春うららかな陽気となってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕はといえば10日ほど前より持病の腰痛が再発、その痛みに耐えながら必死こいて確定申告の書類作成をしていたのですが、昨日、無事に申告を終えてひと段落、腰痛も治まってきたので書庫を開けて本の整理を始めました。毎年この時期は、蔵書を見直す事にしているのです。
購入したもの全てをとっておければ一番良いのですが、基本的には増え続けるものですし、保管場所が限りがあるので。これはコレクターの方なら大抵同じ想いをされているのではないでしょうか。
そこでコレクションの取捨選択をしなければならないわけで、以前は「評価の高い珍しいものを優先して保護」の姿勢をとっていましたが、現在は「自分の好みに合うもの」「なにかしら心に引っ掛かったもの」をとっておくようになりました。
「これは個人的に保護すべき」と言うココロの声に従ってコレクションをする事により本棚を眺めた時、自分の嗜好を改めて認識でき、それが意外に自分再発見(笑)だったりするからです。
今、部屋の本棚をざっと眺めてみると古典文学や哲学書の文庫、「あしたのジョー」「デビルマン」などといった傑作マンガの初版本、カルト系の貸本マンガや怪奇マンガ、レトロゲームの本、そしてさまぁ~ず様を中心をしたお笑いのDVDが並んでおります。で、その隙間隙間にレトロな駄玩具が置いてあったりもします。
我ながら統一性の無さに驚くばかりです。
が、イイんです。自分が好きなんだから。
ビシッ、と筋が通った一貫性のあるコレクションこそ王道かと存じますが、私的嗜好にこだわったこの「雑多性」が僕のコレクションであり、色であると再認識した今日この頃なのでした。