書庫の闇より
今回も書庫整理をした時のお話です。
家の収納スペースの空きがあれば本を詰め込み、そこが普段使わない場所であるならその前に本を積んでしまったりするので、奥の本を引っ張りだすのが一苦労どころの話ではなく(苦笑)、結果、何年間も「開かずの書庫」となってしまう事があります。
が、今回は資料として引っ張りださねばいけない本があったため、本の保管場所をかなりひっくり返した結果、購入した事すら忘れていた本が相当数でてきて苦笑いました。
絶版マンガを中心に本の蒐集し始めてから早四半世紀。
一度は自分の手にしたものの売却してしまったものを含めると、熟読はせずとも万に近い数には目を通していると思うのですが(2,000冊を超えたぐらいから、もう数える気も無くなりました)、購入してから長い歳月が経ってしまったものは、その存在を忘れてしまっているものも。
また逆に所持しているつもりが探しても出て来なかったりするケースもあって、その場合は処分した事自体を忘れてしまっているのでしょう。
これは僕自身の記憶力にも問題があるのはもちろんなのですが(苦笑)、色々な記憶が混同してしまうのが原因なのだと思います。
例えば似たような系統のA作品とB作品があり、Aは書庫に入れたもののBは売ってしまった、などという場合、数年後にはその記憶が曖昧になり、Bも一緒に書庫に入れたような気になってしまう、といった風に。
まぁ、数千・数万のコレクションを全てをしっかり把握しているコレクターの方からみればお笑い草でしょうから、ただの言い訳です。
が、今回の書庫整理では記憶違いのお陰で嬉しい事がありました。
処分したつもりだった、とある作家さんのマンガがドカッと出てきたのです(笑)。
それも資料として必要なため「足りない辺りは再購入しなきゃ」、と考えていた辺りがまるまると!
こんなサプライズを味わえるなら、記憶力が弱い事もそんなに悪い事ではないかな、と思えた今日なのでした。