壮大なる奇譚。
『奇譚クラブ』なる雑誌名を耳にしたコトがございますでしょうか?
その雑誌は今から60年近くも前に創刊され、当時の日本ではかなりアブノーマルとされていたSMプレイを紹介し続けたため発禁処分を受けたコトもあり、廃刊となった現在においても一部では高名であって、近年更なる再評価を受けた団鬼六『花と蛇』、沼正三『家畜人ヤプー』もここで産み落とされた作品であります。
イヤッ、なんか『奇譚クラブ』について書いちゃったりしましたけど、ぶっちゃけボク、ソッチ方面は興味ゼロでして読んだコトもナイのですが、当時、お上からの弾圧を受けながらもタブー視されていたテーマを扱い続けた製作者の方々には興味がありまして
こンな本なンかを読んだりはしました。内容には触れませんので、興味を持たれましたかたは実際に本書を読んで頂きたいと存じます。
で、内容に触れもしないのに、ナゼ、ンなコトをわざわざ書き連ねたかと申しますと、そんなアナーキーな“奇譚クラブ”を社名に使用している企業がございまして、犬多、思わずそんな発売元の社名だけに惹かれて購入してしまった商品がコチラ、
『クラゲ ソフトストラップ』デス♪(ガチャガチャにて販売)
見た目の涼し気なこの商品、“ソフト”の名に恥じず感触もムニャムニャかつヒンヤリで今の季節にピッタリ♪と言えなくも無いンですが、先ずそもそもに
ナンで、クラゲ!? ( ̄□ ̄;)!!
・・・以前に“歯”の携帯ストラップもご紹介致しましたが、フツーは考えても自分の脳内にて却下、無かったコトにするような企画の商品化が流行ってるンでしょうか、今?(;^_^A
とか思っていたら、同封されていたミニカタログに商品コンセプトが書いてありまして、ソレに拠れば
地球上のさまざまな環境に生息する「生命」のつながりをテーマに壮大なスケールで贈る生物模型製作プロジェクト
に則った商品のようでございまして、そんな深遠なテーマがあるとは露知らず、思わずコウベを垂れるしかないボクなのですが、その
“壮大なスケール”ちゅーのの発現が“クラゲ”
であるトコロに“奇譚クラブ”なる社名同様、一筋縄ではいかないトコに、ヒトクセもフタクセも感じざるを得ないボクなのでした、とさf^_^;。