近日発売! 『昭和の怖い漫画 知られざる個性派怪奇マンガの世界』の見本が届きました!
校了してから一週間、早くも
『昭和の怖い漫画 知られざる個性派怪奇マンガの世界』
(彩図社 四六判・256頁 本体1300円+税(税込1404円))
の見本刷りが届きました!
それまではデータでしかなかったものが実際に手に取れるようになると、やっぱり嬉しいものです。しかも僕にとってはまだ2冊目の単行本、今回も「オレが書いた本なんだよね、コレ?」的に未だ実感が沸かないというか何というか、不思議な感覚。
ともあれ、編集担当氏はじめ彩図社編集部の皆様にご尽力頂き、素晴らしい本にして頂きました。
表紙周りはこんな感じで、
帯の裏表紙側ではあざとく前著『昭和のヤバい漫画 知られざる貸本マンガのDEEPな世界』のアピールをしております。
『昭和のヤバい漫画』の名を出したので、一応ご説明しておきますと、
(『昭和のヤバい漫画』の表紙イラストは、妖怪関連のお仕事で著名ななんばきびさんの描き下ろしです!)
この2冊は同じ著者の本だと一目で分かるよう、前著を踏襲したデザインがなされております。
ちなみに背表紙の著者名は帯に隠れてしまっているのですが、
これは著者名よりもキャッチを見せた方がセールスに繋がる、という悲しい現実を表しております。 早く一人前になりたい・・・という泣き言はともかく、本屋さんの棚で僕の本を探して頂ける場合は、著者名ではなく書名でお願い致します。
そして、帯に隠されているのは僕のペンネームだけではありません。
帯を外すとカバーイラストをご提供くださいました日野日出志先生のお名前が、僕の名前より大きく記載されております。
こうしておけば日野先生のマンガと勘違いして買う人がいるだろう、というあざとい商法・・・では ございません。
これは日野先生のイラストに惚れ込んだ担当編集氏のとった、苦肉の作なのです。
今回、表紙に使用させて頂いたイラストは『Mコレクション』2巻(ぶんか社)表紙絵をトリミングしたものなのですが、タイトルと日野先生のお名前が絵にかかっていたため、先生の絵に手を加えず済ませるにはどうすれば良いか、と担当編集氏が悩んだ末に出した結論が、イラストに入っている日野先生のお名前はそのまま活かして「カバー画」の文字を加える、というものでした。
この表紙を初めて見せられた時、「オレより先生のお名前がデカイのは、ちょっとマズイんでない!?」と担当編集氏に訴えた僕でしたが、「イヤ、ウチの本は帯を必ずつけるので先生のお名前は隠れますし、それにこの微妙な感じがなんか良いんじゃないかと」という返事に、「あ~、確かにオレが書いている内容も内容だし、コレはコレで良いか、胡散臭くて!」とまんまと丸め込まれ・・・いえ、納得した僕なのでした。
という戯言はともかく、日野先生には他のイラストもお貸し頂けたのにも関わらず、「この絵を使いたい!」という担当氏の執念にも似た熱意による、必死のレイアウト作業の上に出来上がったのが、この表紙です。
担当氏の熱意を皆様にも感じて頂けたら、僕も嬉しく思います。
<追記>
本書は10月30日頃の発売予定ですが、彩図社様と直接取引をしてくださった下北沢の古書ビビビには、既に納品されております。お近くの方は、是非。
また、『昭和のヤバい漫画』もまだまだ発売中、
『昭和の怖い漫画』は、Amazon様、楽天様などで予約受付が始まっております。
↑彩図社様の書籍情報より、各サイトへのリンクが貼ってあります。
お近くに書店がない場合など、ぜひご活用くださいませ。
以上、あざとい宣伝でした。