10年以上も求め続けていたモノ、そのナは“半骨ギャルマン”(b^-゜)
先日、前日の過酷な労働による疲労感に、<たまには家でノンビリするかなぁ~>と家でDVDを観たり本を読んだりしていたのですが、ジッとしているのが苦手なボク、タバコを買いに行くついでに電車で二駅先の某有名古書店まで足をのばしてみました(笑)
で、せっかく来たのだからと店内を隈なく物色したのですが、購入意欲をソソられるものも無く、落胆しながら店を後にしようとしたのですが、帰り際、遠巻きに店頭のショーウインドーに眼を向けると、思わずビクッ!と歩みが一瞬にして止まりました!
ショーウインドーの一番上、ボクの背の高さより高い位置にあったため先ほどは見逃してしまっていたのですが、そこにはボクが10年以上も欲し続けていたマンガが悠々と鎮座していたのです!もちろん即買い♪ボクにとってはトンデモない出費だったのですが、10年分の想い入れを考えれば買わずにはいられませんでした(笑)
などと勿体ぶってみましたが、その稀有なマンガのタイトルとはズバリ『半骨ギャルマン』!
どうです、その語感だけでビリビリきちゃう♪のはボクだけではナイはず!
この『半骨ギャルマン』は『幼年ブック』という雑誌の付録本として昭和32年頃に発行されたもので、あの『子連れ狼』の作画を担当している事で著名な時代劇画の大家、小島剛夕(ゴウセキ)先生による珍しいSF作品なのです。しかも、絵柄が劇画調でもなく、マンガ家デビュー当時のまるっこい絵でもない、それ以前の紙芝居絵師時代を彷彿させる異質なもので、コレだけでも一見の価値があります!
“この世のしあわせをのろう男”怪人・半骨ギャルマンと、地球に来襲した火星人の操るベアリング戦車、それと新たに発見された水爆の何百倍ものエネルギーを放つウラニューム。それら、たった50ページに過ぎるほどのアイディアとサービスが盛り込まれた胸躍る活劇である本作、小島センセイのファンのみならず一読の価値アリです!