ハシッコばっかりメにトマル。(仮)

フリーライター・キクタヒロシのブログです。新刊『昭和の怖い漫画 知られざる個性派怪奇マンガの世界』が発売されました!

夜の料理はキケンな感じ♪

本日はどんなマンガをご紹介しようかと考えつつ、とりあえず積んである本の山の一番上にあったからコレでイイヤ♪と取り上げますのがコチラ、

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たがわ靖之・著『夜の料理人』全二巻(1995年初版/芳文社)デス。

 

作者の故たがわセンセイは生前青年向けマンガ雑誌、というよりオッサン向け雑誌で活躍なされた方、主に料理をテーマにした作品が多いのですが、読者層を考慮してかえっちぃシーンが作品中に組み込まれるコトが多く、この『夜の料理人』もそんな作風を踏襲してはいるものの、普段よりヤっちゃった感が際立つ逸品と成り果てておりマス♪

 
主人公の半次郎は歌舞伎町にて小料理屋を開いている腕の立つ料理人であるのですが、その一本気な悪を許せぬ正確ゆえ、身の回りで起こった悪事に対し、闇に紛れ、自主的にお仕置きを行っております。ぶっちゃけてゆーと女を泣かせるヤツは情け容赦無くブチコロシちゃうというアウトロー♪ちなみに決め台詞は 

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なんですが、んなモンは客に出さないでくださいネ

 

そんな半次郎、魚を切り開かずに内臓を取り出す<つぼ抜き>、

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生きて泳いでいるかのように魚を焼き上げる<うねり串>

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といった料理の技法をそのまま  

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悪人どもに用いちゃうトコは料理人としてのプライドいうか美学を感じさせてくれマス♪

 
しかし、オシオキも度重なりますと流石の半次郎も息切れしたのか、 

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女体盛りならぬ男体盛りなど、なんだか妖しい雲行きになってきまして、作品後半になりますと

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人間デコレーションケーキなどや 

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美女巻き寿司など、タダの巨大料理に人をブチ込むだけというテイタラクぶりを見せ始めるというか

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悦ばせてどーする?

 

挙句の果てには、打撃を入れた腕を 

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半日後に骨折させるという某なんとか神拳まがいの荒業をみせたり、

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ギロチンでチンをストン♪っーダジャレ感アリアリのオシオキを用意しちゃったりして、最早料理とは全く関係ナイ処刑方法を行う半次郎の姿を通じて、作者の追い詰められ度がヒシヒシと伝わって来ずにはいられません。 

まぁ、喰いモン+女+完全懲悪っーオッサンの好きそうなモンを全部ぶっこめば大人気間違いナシ!とかいう構想で始められたンでしょうけど、欲張りすぎて食当たり起こしちゃったみたいですね、コレ♪